番組内容のご紹介

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番組ID:45

  • 小学校低中学年
  • 小学校高学年以上
  • 約30分

オーロラ 生命の輝き

宇宙と地球の境界でおりなす光の舞、
いまこの瞬間にも、地球のどこかでオーロラを見上げている人がいる…。

リアルタイムで動画撮影した高精細で臨場感あふれる全天周オーロラ。

宇宙ステーションから眺める オーロラの絶景、オーロラにまつわる神話や歴史、
オーロラ発生の科学的メカニズムなども伝える、オーロラ番組の決定版です。

極北の旅人になったつもりで、この贅沢な体験をお楽しみください。

※夏の星空案内(約10分)と同時上映です。

番組ストーリー

  • 1

    宇宙から眺める、様々な地球の姿は、どれも信じがたいほど美しいものだけど、あなたに見せたいベストワンは、これ。ゆめまぼろしのような光の上を、漂う感覚。これが、オーロラです。

  • 2

    北極圏の400キロメートル南に位置する、カナダ、イエローナイフ。オーロラはこの世で、人間が肉眼で見ることのできる自然現象でもっとも美しいものだといいます。

  • 3

    極北の先住民は、太古の昔からオーロラの神話を伝えてきました。北アメリカの最北端に住む人々は、「精霊のダンス」と呼んできました。フィンランドでは「きつねの火」と呼ばれていました。

  • 4

    北極圏を離れ、今度はヨーロッパの南へ行ってみましょう。 中低緯度で見えるのは、赤いオーロラ。稀な現象であるだけに、災いが起きる前兆と伝えられました。

  • 5

    オーロラの名づけ親は、かの、ガリレオ・ガリレイ。 「オーロラ」という 名前の由来は、毎朝夜明けを届ける、古代ローマの神話の女神です。 しかし、なぜオーロラが発生するか、当時は誰も知りませんでした。

  • 6

    時は流れ、新しい宇宙科学がオーロラの謎を、 紐解きつつあります。 「オーロラ発生の鍵を握るのは、太陽」これが、科学が導き出した答えでした。

  • 7

    さあ、今度はオーロラの中へ入ってみましょう。 電気を帯びた粒子が、窒素分子と激しくぶつかると、赤や青、時にはピンクの光を放射します。 「太陽から放たれた粒子が地球の大気と衝突するときに起きる現象。」地上から見上げると、こうなります。オーロラに「音」はありませんが、まるで光のシンフォニー。

  • 8

    極北の夏。 夜も太陽が沈まない白夜の季節があります。夏が終わる頃、オーロラが再び姿を見せます。 薄明の星空に、オーロラが踊ります。北極圏の冬。 日の出は遅く、太陽は、地平線を滑るように昇ります。 冬の間、オーロラは雪に反射し、他の季節よりさらに輝いてみえます。

  • 9

    オーロラには、ひとつとして同じ形がありません。 突然、輝きはクライマックスを迎えます。「ブレイクアップ」と呼ばれる現象です。 ブレイクアップが続くのはほんの数分間。 あまりにもはかない、わずかな瞬間です。

  • 10

    近年、オーロラにも太陽と似た活動期があるとわかってきました。 オーロラを紐解けば、太陽系の真実に迫れるのではないか?新たなミッションが始まっています。

  • 11

    オーロラは地球だけの現象ではありません。 水素とヘリウムの大気に覆われた土星の極付近でもみられます。 「大気がある惑星にはオーロラがある」ということなのでしょうか。NASAは、「火星探査機メイブンが、紫外線のオーロラを発見した」と発表し、研究を続けています。

  • 12

    遠い未来、もし人類が遠く離れた惑星に生命の痕跡を見つけたら、そこには必ず美しいオーロラが見えるはずです。オーロラは、命の輝きだから。

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